十二天将(十二神将)

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十二天将(十二神将)

十二天将(じゅうにてんしょう)とは、陰陽道の六壬神課で使用する象徴体系の一つであり、
北極星を中心とする星や星座に起源を持つとされています。また、伝説では安倍晴明が使役した鬼神(式神)であるとも云われています
なお、一般的には十二神将と呼ばれるものの、仏教における十二天、十二神将とは全くの別物とされています。

・騰虵(とうだ):炎に包まれ羽の生えた蛇の姿(騰蛇・騰蛇とも)
・朱雀(すざく):四神の一、南の守護神
・六合(りくごう):平和や調和を司る
・勾陳(こうちん):金色の蛇の姿、京の中心の守護を担う(勾陣とも)
・青竜(せいりゅう):四神の一、東の守護神(青龍とも)
・貴人(きじん):十二天将の主神で天乙貴人、天一神、天乙とも
・天后(てんこう):航海の安全を司る女神
・大陰(たいいん):智恵長けた老婆
・玄武(げんぶ):四神の一、北の守護神
・大裳(たいも):天帝に仕える文官(太常とも)
・白虎(びゃっこ):四神の一、西の守護神
・天空(てんくう):霧や黄砂を呼ぶ力を持つ